というか、今日は歴史の変わり目っぽい日。
金曜日。筋肉痛がヤバい。
タイトル。背中トレ用の鉄棒を探して、夜の街をうろつく。いい感じの遊具を見つけたので、今後はそこでトレーニングすることになるだろう。まずはぶら下がりから。その後ネガティブ(上げ下げではなくゆっくり下げるだけ)→完全懸垂、の流れ。
朝(というか昼)起きてYoutubeを見ると、「安倍元首相銃撃」のニュースが。今日はそれ関連の動画をずーーーっと眺めていた。というわけで、それ関連の情報をまとめておく。その前に、安倍氏のご冥福をお祈り申し上げます。
概要。本日(2022/07/08)11時30分くらいに安倍氏が奈良県某駅前のロータリーで街頭演説。演説開始直後に2発の銃声。安倍氏は首に銃撃を受け救急搬送。ドクターヘリで病院に運ばれたが、17時に死亡が確認された、って感じ。
①犯行について。犯人(奈良県内在住の40代男性。名前を残す意味がよくわからないので氏名は記載しません)は演説中の安倍氏の背後から近づき、5m程度の距離から自作の拳銃で発砲。
銃は当初散弾銃との報道があったが(私も銃の見た目と報道情報からソードオフショットガン(銃身を切り詰めて殺傷能力を高めたやつ)だと思ってしまったが、銃声で違うと判別可能だったみたい)、その後散弾銃ではなく自作拳銃であると報道が。鉄パイプに火薬を詰めて電子的に発火・爆発の威力で鉄の球を飛ばすという、ある種「小型の大砲」に近い銃だった模様。このくらいの仕組みなら結構簡単に自作できそうな感じがする。犯人の供述によると「今年の春頃に作成した」とのこと。犯人の自宅からは同じタイプの拳銃が数丁と、さらに爆弾のようなものが押収されたみたい。同じ火薬から作れるので、爆弾を作ることも難しくなかっただろう。
犯行動機についてはよくわかっていないが、安倍氏がとある宗教団体(統一教会?)と繋がりがあると思っていた、とかいう情報もある。何にしても、安倍氏に対する何らかの不満・悪意による犯行であったのだろう。これについては後で詳しく。
問題なのは犯行の場所。当日の演説場所が奈良になったのはその前日に急に決まったこと。それまでは長野での演説が予定されていたのだが、長野の聴衆にヤベー奴がいるとか長野の候補者が文春砲にやられたとか何とかで、急遽奈良県に演説場所が変更になったらしい。場所の変更自体は自民党HPやSNSの情報を見ていれば犯人でも知り得たのだが、それでたまたま奈良県になったから奈良在住の犯人が犯行を決意した、っていうのはちょっと偶然が過ぎる気がする。私の予想では、多分演説場所が変更されていなくても犯人が演説場所に出向いていって犯行に及ぶ計画だったのだろうと思う。違うかもしれないけど。
②演説時の警備問題。演説中は警視庁のSP1名と奈良県警が警護を担当。前述のように急に演説場所が変更になったため、十分な警護体制を敷けなかったのではないかという意見?も。
大きな問題点は2つ。まず「背後の警備の不備」。上記のように数名が総理の周りを固めていたのだが、その全員が総理が演説している(聴衆がいる)前方を見ていて、後方を見張っている人がいなかったのが動画で明らかになっている。そのせいで犯人が容易に近づくことが出来たのではないか、という指摘も。
そして「2発目に対する対応の甘さ」。1発目が撃たれた時点では安倍氏に命中していなかった(銃声に驚いて振り返っていた)様子が、聴衆が撮影していた動画等で確認できる。だが1発目の数秒後に2発目が撃たれ、それが命中。普通のSPならばその数秒の間に犯人を取り押さえる・警護対象を守る0r伏せさせる・防弾ケースの展開等をして然るべきだと(素人でも)思われるのだが、動画を見ている限りでは1発目の銃声の後にそういった行動をしている人間が見受けられない。これは流石に警護上のミスと言わざるを得ないのではないか。
この「失態」によって、警備を担当していた警察の責任が問われるのは多分確定。ある人によると奈良県警だけでなく警察庁長官の首が飛ぶのではないか、という推測も。まあそれも仕方ないくらいの重大なミス、だと思うよ。
③今後の展開予想について。亡くなった直後でこういうことを考えるのはどうかっていう意見もあると思うけど、そこは感情的にならずに。
1、選挙戦への影響。私はこの銃撃のニュースを見た直後に「あ、これは自民が勝つな」と思いました。
選挙の時には「弔い合戦」みたいな風習がある。例えば、二世議員の親が亡くなってその子どもが出馬した時に子どもの方が勝ちやすい、みたいなアレ。安倍氏の事件がなくても自民党が勝つのはほぼ明白ではあったのだが、この「弔い合戦効果」でさらに勝ちが固くなったな、と思った次第。私が見てた某氏も癇癪起こしながら「民主主義への冒涜を許さないために投票しました」とか言ってたし。私個人としては、こういう「感情的」な事象ではなく、あくまで政策の中身等で投票先を決めて欲しいと思ってしまうのだが。まあ私は投票には行かないけど。
選挙については、二日後の投開票日にすぐに結果が出る。どうなるか。
2、今後の経済への影響。これについてはホリエモンが考えてましたね。
積極財政派の安倍氏と財政緊縮派(財務省系列)の岸田首相・麻生氏で対立していた構造が、安倍氏が不在となったことで緊縮派に傾く恐れ。これによって、今後は円安対策のための金利上昇や増税の可能性が高まってしまった感じ。私は現状の日本には増税・金利上昇は悪手だと思っているので、このまま行くと「日本が終わる」可能性が若干増えちゃったかな、と危惧。
3、安倍氏の後継者。現在の政界には安倍氏の後を継げる人物がいない、という指摘が。一番それっぽいのは高市氏だが、高市氏が発言力を高められたのはバックに安倍氏がいたからって側面も大きく、現状は後継者としては力不足感が否めない(高市氏と対立している自民党議員もそれなりにいるっていう噂)。安倍氏の代わりがいないっていうのは結構重要な事象ではあると思う(安倍氏の方針が好きor嫌い、どちらであっても)。
4、今後の選挙のあり方。もっと街頭演説の警備をちゃんとしろ、っていうのあるとは思うが、私はそれ以前の問題として、もはや街頭演説とか「時代遅れ」だろって思ってしまう。この際演説も投票もネットで行う「ネット選挙」の拡充の方向に舵を切って欲しいのだが、ネットも使えない「老害」が投票民の大半を占める日本ではまだまだ無理、なんでしょうね。
④個人的に思ったこと。
今回の事件を「テロ」とか「民主主義・言論の自由への挑戦」とか言ってる人がいるけど、それってどうなのって話。
私の中の「テロ」の定義は、「特定の(政治的)思想を持った組織(私は集団しか含めなくていいと思っているが、個人の場合を含めてもいいとは思う)が、その目的を達成するために、敵対する勢力に攻撃・危害を加える行為」だと思っている。今回の犯人の場合には「政治的思想による犯行」感が全く見受けられない、言い換えると「単純にムカついたから殺した」って感じっぽいので、今回の銃撃は「テロ」ではなく単なる「殺人」だろ、と思ってしまう。「民主主義への挑戦」も同様。犯人側には「相手の政治的発言を弾圧してやろう」なんて意図は全くないパターンもあると思われるので、こういう風に犯行動機を政治的なもの勝手に決めつけるのはいかがなものか、と思ってしまう。
まあ今回の事件が単独犯か、それとも組織的な犯行なのか、それもまだちゃんとはわかっていない状況。なので本当に「テロ」である可能性もあるのだが(日本の典型的な40代男性がそこまで確固とした政治的思想を持っているとは私には思えないのだが)、いずれにしても相手の行動原理や目的などを勝手に決めつけて発言するのは良くないのでは、と思いましたとさ。まあ政治家は「テロに負けない強い行動力」をアピールしたくて、わざとそういう風に「仮想敵」を作り出しているのかもしれないけどね。
長くなった。他にも書くことがあったような気がするけど、めんどくさくなったので今日はこの辺で。明日以降の続報も注視したい。
以上。やっぱり筋肉痛。
明日は土曜日。普通に過ごします。ニュースでも見て。
では。おやすみ。もう4時。